高知県(かつお県)にしかない少し変わった条例

まちづくり一緒にやろうや条例(高知市)

何でまちづくりをするが。

 

みんなあにとって、「のうがえいまち」にしたいき。

 

なんかあったときに、すっと助け合える関係でおりたいき。

 

このまちに住んじょって良かったと思えるようになりたいき。

 

市民も行政もまちづくりを進めたいと思いゆう。[中略]

 

ほんで、この条例を、きおうてつくったがよ。

 

どう、まちづくり一緒にやろうや。(前文より抜粋)

 

「呼びかけ系」の前文

正式名称は「市民と行政のパートナーシップのまちづくり条例」で、長野・茅野市と同じく、「パートナーシップ」を主要なテーマに据えた条例です。

 

まちづくり条例なのですが、地方自治体の最高規範である自治基本条例とは違い、あくまで、ほかの多くの条例と同列の位置づけなのです。この点も、高知市と茅野市では共通しています。

 

ただ、高知市は、地元の方言(土佐弁)を徹底的に押し出しながら前文を起案している点については、ご覧の通りでございます。市民の心へダイレクトに届く感じ。

 

残念ながら、ほかの都道府県の人間にとって、土佐弁は、坂本龍馬が言いそうなセリフ「ニッポンの夜明けぜよ!」ぐらいしか馴染みがありませんので、方言の標準語訳も付け足してあります。

 

「のうがえいまち」とは、居心地のいい街、「きおうて」は、頑張って、といった意味にあたるそうです。

 

この条例を作る過程でも、市民委員と行政委員が対等に、この前文のごとく飾らない言葉で話し合うため、ネクタイは外し、カジュアルな服装で臨むようにしたそうです。

 

四万十川の保全及び流域の振興に関する基本条例(高知県)

「日本最後の清流」といわれ、昔から変わらぬ流域の眺めが「日本の原風景」とさえ評される四万十川を守るため、水質汚濁の防止、野生動植物の保護、エコカー利用の推進、アイドリングストップなどを定めています。

 

また、四万十川へ正式に名称変更した(1994年)7月25日を「四万十川の日」に指定している条例です。それ以前の四万十川の日は、ゴロ合わせで4月10日でした。

 

すさきがすきさ応援寄附条例〉(須崎市)

「須崎市に寄せるあたたかい思いの寄附金を財源として、キラリと光る須崎市づくりに資することを目的とする」須崎市議会のダジャレが冴える基金条例です。

 

カワウソと共生できるまちづくりのための環境基本条例(須崎市)

1979年、日本で最後にニホンカワウソの姿が確認された清流・新荘川、その清流が注ぐ須崎湾など、豊かな自然に恵まれている須崎市。しかし、まだまだ満足していません。

 

現在では絶滅したと考えられているニホンカワウソの愛らしさに思いをはせ、再びカワウソが生息できるような、誇れる自然環境を取り戻したいと、市は環境基本計画を策定し、総合的・継続的な環境保全を実施しています。

 

職員人材育成・かわいい子には旅をさせよ事業実施要綱(南国市)

市の職員が「自由で独創的な発想で」視察を実施し、地方自治に対応できる人材を育成する方針を定めた要綱です。独創的な発想はどっちでもいいので、とにかく遊び半分の視察だけは止やめてほしいですね。
この要綱は、2010年限りで効力を失うとも規定されています。

 

明朗都市宣言(宿毛すくも市)

民主主義の理想は「人民の人民による人民のための政治」。しかし、この平易な理論も、実践しようとなると、幾多の障害にさえぎられてきた。

 

そこで、民主政治の敵である「貧乏・汚職・暴力・事故」の四悪の追放に最大の努力を払うと誓う、思わず背筋が伸びそうな宣言です。